朝三暮四ノート

C氏とT氏のためだけに書くブログ

誘導員のビッグチャンス

先日交差点の横断歩道を渡っていると、誘導員と呼ぶのだろうか一人のおっちゃんが赤く光る棒を降りながら「ハイどうぞ~」と言って
曲がってくる車に通せんぼをして横断歩道を渡る人を誘導していた。
信号は私が渡ったらすぐに赤に変わり、そのまま真っすぐ歩いていこうとすると背後から


「チャンスチャンス!チャンスチャンス!チャンスチャンス!チャンスチャンス!・・・!」


という声が聞こえてきた。
横断歩道を渡ったのは私が最後だったし、また信号を待っている人もいなかったはず。
私は待ち合わせがあり急いでいたので振り返らずその場を立ち去ったが、声の主は誘導員しか考えられない。
しかし、一体何がチャンスだったのだろうか。


翌日、私は昼ご飯を食べながら何がチャンスだっだのかを考えてみた。
誘導員は人が渡っている時ではなく、車が動き出したとき(車道側の信号が青に変わったとき)に「チャンスチャンス!」
と言い始めた。
ということは車にとってチャンスということではないのか。
つまり、信号が青に変わって車が走れるチャンスなのでそう言ったのだと考えられる。
しかし、そこまでチャンスだろうか。
信号というものは赤青を交互に繰り返すのでしばらく待っていれば青になって渡ることが出来る。
では一体なにが・・・。


そうか!誘導員!そう誘導員自身がキーだったのだ!


つまり、横断歩道の信号が青の時は誘導員が通行人の安全を守り、「私がいる限り決して車は通させないぞ!」と。
しかし車道側の信号が青の時は誘導員の出番はないので「私の出番がない今は車にとっては大チャンス!」なのだ。


だから「チャンスチャンス!」と繰り返し声に出して車へ合図を送っていたのか!


それが分かった私は誘導員の仕事に対する熱意、自負、誇りにいたく感動したのである。